ギャルゲレビューその1;FLOWERS 春篇
どうもこんばんわ。ほっきょんです。
今回紹介するタイトルはコチラ。
オススメ度:★☆☆☆(ヒロインの魅力に疑問)
難易度:★☆☆☆(すぐ死ぬが復帰も楽)
雰囲気:重い(クリア後の爽快感を間違いなく味わえない)
プレイ時間:10時間
https://www.prot.co.jp/psv/flowers/
登場人物
白羽 蘇芳(しらはね すおう)
主人公。小説と映画が大好きで、造詣が深い。
とまあ普通の紹介はさておき、彼女は中学校を卒業するまで友達がいたことがないガチの陰キャ。趣味はプレイヤーに対して文学と映画の教養でマウントを取ること。
ピアノと触れ合いすぎて人と関わったことがないので、女の子の下着姿を見て恥ずかしがったりする。普通に健全なゲームなのに変な気分になる。
匂坂マユリ(こうさか まゆり)
メインヒロイン(本作は百合ゲー)。
ギャルゲの茶髪女子系にありがちな特徴が無いのが特徴。そのせいでメインヒロインであるはずなのに影が薄い。
一応クラスの中心人物的役割だとか、歌が上手いとか、絵が上手いとかそれっぽい特徴は色々あるけれど言葉だけが先行してあんまり説得力がない。ダメなギャルゲの典型的なキャラクター。
花菱立花(はなびしりっか)
噛ませ犬ヒロイン。
主人公のクラスの委員長で、シャドウバースをやっていたら求められてもいないのにメガネをクイクイさせながらプレミを指摘するような性格。
筆者は大嫌いだけど「こんな女の子絶対いるよね〜」ってタイプの委員長て感じでキャラは立ってる。
ストーリー
陰キャ主人公が山奥の全寮制のカトリック系女学校に通い、はじめての友達作りに励む話。しかし当然ながら普通の女子高生には友達がいるため、恋愛に興味がある女子高生はごくごく自然に主人公を恋愛対象として見てくる。主人公は全員と友達になりたいだけであるので、友達以上の関係を迫られる事に葛藤する。オマケ程度に学園で発生する事件をミステリー風に解決する。
ここまで真面目に書いたが、内容はヒロイン二人の精神年齢が低すぎてぶーちゃんの配信でキレるような感覚に近い。
ヒロイン「私のこと本当に好きなら、あの子と仲良くしないでよ(怒)」
主人公「でも…」
ほっきょん「ハァ~~~~~(クソデカため息)」
レビュー
主人公が女なので価値観の違いがもうすごい。隣に座られただけで「はうぅ…」とか言いって感じ出すし、休み時間に女友達と話せるだけで感激してしまう。正直ついていけない。
ただこの主人公、友達がいない分のステータスを映画や小説に全振りしており、終いにはプレイヤーに対し物語中至る所で教養マウントを取り出す。e-sports界のパラリンピックことシャドウバースしか知らないガチのチンパンジーほっきょんは何を言っているのかさえ理解できない始末。ヒカルの碁を読みながらなんか凄い闘いしてるなと思った感覚と似ている。それくらい海外映画や小説で比喩されたり引用されるので教養でマウント取りたいときに何に手をつければ良いか知りたい層にはオススメできそう。
主人公は様々な要素を有した魅力的なキャラクターとして描かれているが、主人公の魅力にヒロインが追いついていない感が結構ある。
特徴がないのが特徴みたいな感じでキャラが立っていないから、なぜ主人公がヒロインのことを好きになるのかイマイチ理解できない。
主人公の恋愛感情的な部分で共感ができず、ドラマとして成立させるために無理やりヒロインのことを好きになった感がありちょっと残念だった。
お前のことだぞ。
一応健全なゲームなので性的描写がなくプラトニックな関係が担保されており、性的な関係を持ってしまった女性の苦悩が大好きなほっきょん的には腹パン度合いは低め。ただちょくちょく挟まる風呂シーンや着替えシーンのCGがやたら色っぽくて変な気持ちになります。
ただシステム周りや物語の長さが良く、こんな調子でも一週間程度でクリアできたので普通に良い作品だと思います。
以上。
2019.01.06 全体的に改訂。評価★★☆☆→★☆☆☆
2018.12.24 登場人物を修正
2018.12.18 紹介動画を追加。ストーリーを一部修正。