ほっきょんのブログ

ギャルゲレビュー用。★★★☆以上で名作

ギャルゲレビューその13;季節を抱きしめて

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どうもこんばんわ。ほっきょんです。

今回紹介する作品はコチラ。

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オススメ度:☆☆☆(俺はこの作品を許さない)

難易度:★★☆(ヤバいくらいすぐ死ぬ)

雰囲気:重め

プレイ時間:3時間

プラットフォーム;PS, PSP, PSvita

やるドラ ポータブル 季節を抱きしめて | ソフトウェアカタログ | プレイステーション® オフィシャルサイト

 

概要

季節を抱きしめてとは、ソニー・コンピュータエンタテインメントのPSソフト、やるドラ※第二弾である。

一浪の末、大学に合格した主人公が大学構内の通称「悲恋桜」の下で倒れている、セーラー服を着た記憶喪失の女の子を見つけることから物語が始まる。

 

やるドラとは、「見るドラマから、やるドラマへ」をキャッチコピーにPS、PS2で展開されたゲームシリーズのこと。

 

注)今回、僕の怒りの理由を書きたいがためにネタバレしています。

 

 

登場人物 

主人公(名前ナシ) 

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本作の主人公。一浪して大学に入学した。親戚の雑誌の編集者でバイトをしている。

ひと昔前のギャルゲの主人公にありがちな「うざったい前髪で目を隠している」「異性からの好意に超鈍感」「とりたてて何も特徴がない」のうち、一番最後の特徴を有する何を説明すれば良いのか分からないような主人公

高校三年生の春に告白しようと思っていた女の子が交通事故で死んでしまった過去を持っている。

 

ストーリーでも改めて述べる予定だが、本作で主人公は好きだった女の子に似ている娘を偶然見つけ、その娘を異性として意識しはじめる。

前に好きだった女の子と容姿が似ているだけでその女の子を好きになるのは異性に対して最低最悪な行為だと思うのだがこのゲーム、さも美談風に描かれている

 

 

麻由(まゆ)

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本作のメインヒロイン。桜の木の下で倒れていた記憶喪失の女の子。彼女の正体が何かが物語のキーとなる

本作はアマガミのように多数のヒロインから好きな女の子をチョイスするのではなく二人のヒロインの内面を掘り下げていって段々と好きになるタイプのゲームである。

 

茶髪のヒロインは空気という隠し特性を持っているが、彼女もその例に漏れず特徴がないのが特徴普通に優しいし、普通に明るいし、普通の女の子で何もいうことがない。なんでこんな特徴がない女の子にフォーカスされているのかというと、主人公の好きな人に似ているから

記憶喪失の女の子を見かけるたびに思うのだが、どいつもこいつも警察に届けないのはいかがなものかと思う警察に届けてしまうとドラマが成立しないのは百も承知なのだが、記憶喪失という要素を物語に添えるために登場人物をバグらせるのはいかがなものか。
 

トモコ

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本作のもう一人のヒロイン。好きな女の子が交通事故で死んで失意の状態だった主人公の側にずっといた女の子

 

全面的に主人公に対して好意を全面に出している。そのため、突然ぽっと出の記憶喪失の女の子と主人公が仲良くなることに対して不満感を露わにする。

ヒステリックに怒鳴っている場面が多いので、彼女のことを結構嫌っているプレイヤーも多い。しかし彼女の気持ちを掘り下げると昔好きだった女の子に似ているだけで赤の他人と仲良くする主人公にキレるのはまあ当然って感じ。

 

 

ストーリー

序盤 

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主人公とトモコはバイトにいく途中、桜の下で少女が倒れている所に気がつく。介抱した所どうも彼女の記憶が怪しいし、二年前に死んだはずの麻由という好きな女の子に似ているみたいだが主人公とトモコはバイトがあるため急いでおり、特に彼女を助けることなく立ち去る

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あのー私、記憶喪失なんですけど…

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主人公のバイト先は雑誌編集者。一番人気のコーナーは主人公が筋肉ルーレットで内容を決める星座占い。

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バイトの帰り道、公園で黄昏ていると先ほど倒れていた少女と再会する。話を聞くと彼女は記憶喪失をしているらしく、名前も覚えていないらしい。名前を考えようという主人公に、少女は麻由が良いという。麻由は主人公が好きだった女の子の名前だった。

 

中盤

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麻由と名乗る女の子が気になって仕方が無い主人公は、あの手この手で麻由との接触を図る。休日に麻由と出会えることが出来た主人公は、泊まるところがないなら俺の家に泊まっていかないかとどストレートなセリフで誘い、麻由は承諾する。

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こうして出会って一週間で同棲を始める。ドラマとして色々おかしな所があると思うかもしれないが、大丈夫。終盤はもっとおかしい。

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麻由と同棲していることはトモコに隠しているのだが、主人公の様子が明らかにおかしいので一瞬で勘付く。

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以後、同棲生活を続けながら、麻由の記憶の手がかりを探る(中身がないので割愛)

 

終盤

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同棲していることがバレます。トモコちゃんメッチャ怒ってる。

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正論すぎて辛い。

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主人公を元気付けるために買ったプレゼントがポッと出の女の子のために使われていると知ったら涙も出てくるわ。

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口論の末、麻由は泣きながら出ていく。麻由を追いかけるトモコの側にいるかでエンディングが分岐するが、物語の芯の部分がダメすぎてどの択選んでもゲーム破壊する

 

エンディング

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ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

レビュー

ゲーム自体が短いし、テンポが良いし★★☆☆くらいの面白さはあるのだが、終盤でこれまで積み上げてきたものが全て嘘みたいな終わり方をしているのが物語として許せないので最低評価とした。

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桜の木の下で倒れていた記憶喪失の少女が、主人公が好きだった女に似ていたこと好きだった女の子の名前を名乗る。このことから死んだはずの女記憶喪失の少女の間に何か関係があるのかと思ったら「実は私、桜の妖精だったの♡」という全く関係無いオチであまりにも酷い。今まで積み上げてきたドラマはなんだったんだよ。だからこのドラマは桜をテーマにしていい感じの話が作りたかっただけにしか見えない。

 

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まだ爆発オチの方がテンポよくて面白いぞ。

 

片思いの女の子が死んだことを永遠に引きずっている主人公をキモすぎると叩こうと思ったのですが、何度エンデイングを見てもオチが酷すぎて書く気が失せました

 

以上。